1997-01-27 ArtNo.9191
◆サイアム・セメント、<印尼>石油化学合弁契約に調印
【バンコク】サイアム・セメント(SCC)は24日、シンガポール拠点の持ち株会社を通じ、トランス・パシフィック・ペトロケミカル、ティルタマス・マジュタマ、日商岩井と20:60:10:10の出資率で登録資本154億2000万バーツの合弁会社トランス・パシフィック・ペトロケミカル・インドタマ(TPPI)を設立、石油化学上流部門事業を進める契約に調印した。
新プラントは1999年半ばの稼働を目処に、トゥバンの石油化学コンプレックスに設けられ、年間エチレン70万トン、プロピレン38万トン、ベンゼン38万トン、パラキシレン50万トン、オルトキシレン12万トン、トルエン11万トン、改質油28万トン、灯油56万トン、ディーゼル油6万4000トンおよび残留物を製造する能力を備える。
この日はストーン&ウェブスター・エンジニアリング、AECインターナショナル・プロジェクト、プロセス・エンジニアーズ、日揮に関係プラントの建設契約が発注され、またバンク・オブ・アメリカ及びホンコン・バンク支店が450億バーツ・ローン組成のアドバイザーに指名された。
同コンプレックスには年産塩化ビニール・モノマー30万トン、スチレン・モノマー50万トン、低密度ポリエチレン30万トン、高密度ポリエチレン18万トン、ポリプロピレン20万トン等の中流/下流部門の製造施設を設けることも計画されている。(BD:1/25)
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