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1997-01-27 ArtNo.9178
◆＜星＞今年のＧＤＰ成長率７．２％：ＮＴＵエコノミスト
【シンガポール】シンガポール経済は今年は7.2％、来年は7.8％の成長が見込める。
南洋大学(NTU)経営学部経済モデル学科のチェン・カン主任と公共事業政策研究学科のタン・キーギャップ主任が23日発表したところによれば、今年の製造業成長率は5.4％、来年は予想される電子業況の回復で10.3％が見込める。運輸／通信部門は今年8.6％、来年は8.5％、以下、建設部門が14.2％と8.2％、商業部門が5.7％と7.5％、金融／ビジネス・サービス部門が8.4％と7.2％と予想される。
政府が依然として昨年の経済成長率を7－8％と予想していた昨年8月当時同チームは6.9％の予測値を発表した。同予測は当時最も悲観的なものだったが、実際に達成された成長率6.5％と大差はなかった。今年は逆に最も楽観的な数字となっているが、同チームは予測結果に自信を抱いている。
ＮＴＵチームが考案した比較輸出競争力指数(RECI)で見ると、シンガポールの競争力は1980－94年の間にマレーシア及びタイに比して29％下降した。ＲＥＣＩは一般に使用されている比較単位労働コスト(RULC)よりも複雑な指数で、賃金コストや為替相場の他に中間財のコストも配慮されている。シンガポールのＲＵＬＣは他の新興工業国に比べ大幅に悪化しているが、ＲＥＣＩから見た競争力は維持されていると言う。(ST,BT,LZ:1/25)
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