1997-01-25 ArtNo.9165
◆<星・印>合弁ITパーク、第1期分の30%が成約
【バンガロール】シンガポール・コンソーシアム(40%)がインドのタタ・グループ(40%)及びカルナタカ州政府(20%)と合弁で6億8000万Sドルを投じバンガロールに開発中のIT(情報技術)パークは、既に第1期工事分の30%以上が入居契約済みで、インド初の総合的ITパークに対する地元や多国籍企業の反応は良好だ。
シンガポール経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長が23日に催された棟上げ式の席上語ったところによると、第1期工事が完了する今年6月には、入居率は50%に達する見通しだ。今年4月から入居を予定する企業にはシーメンス・コンポーネンツ、日立アジア、日立マイクロシステム・アジア、タタ・コンサルティング・サービシズ、シンガポール・テクノロジーズ、シンガポール・ソフトウェア・センター、RSPアーキテクツ・プラナーズ・アンド・エンジニアーズが含まれ、シンガポール証取(SES)上場のロータリー・エンジニアリングもこの日同パークにエンジニアリング・デザイン・センターを設ける計画を明らかにした。カルナタカ州のJ.H.パテル首席大臣はバンガロール市は毎年2万人のエンジニアを輩出、多国籍企業の人材需要に応じることができるとするとともに、シンガポール投資家に衛星都市の開発と運輸サービス事業への投資を呼び掛けた。合弁事業を進めるインフォメーション・テクノロジー・パーク(ITPL)によると同パークの正式名称は“インターナショナル・テク・パーク・バンガロール”と言う。(ST,BT,LZ:1/24)
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