1997-01-24 ArtNo.9149
◆国際生命科学会社AMP&A、<星>でUS$1億基金運用
【シンガポール】医薬品会社グラクソ・ホールディングズの元幹部アーサー・ペイパス氏が創設した国際生命科学事業会社AM Pappas & Associates(AMP&A)はシンガポールで1億米ドルを超える基金を運用する。
AMP&Aのペイパス最高経営者(CEO)によると、同社は公開、非公開のライフ・サイエンス企業に投資するとともに、経営管理/コンサルタント・サービスを提供、その成長を支援する。本社を米国ノース・カロライナに置く同社はボストン、ロンドン、そしてシンガポールに地域事務所を開設しており、シンガポールは主にアジアに関わる研究開発(R&D)を手がけ、向こう数年間に1億米ドルの約半分を域内の有望な技術、製品、企業に投資する。
AMP&Aはライフ・サイエンス事業に長けた世界最大の非公開国際ベンチャー会社になることを目指しており、この点でもシンガポールは重要な役割を担う。基金の半分は既に投資対象が決まっており、残りも向こう半年間に決定される。
AMP&Aはまた経済開発局(EDB)及び国家科学技術局(NSTB)と共同でシンガポールの生物医薬部門の発展も支援する。EDB幹部によるとAMP&Pはそのサービス/投資活動を通じて関係投資や技術のシンガポールへの誘致に貢献する見通しだ。マーク・リサーチ・ラボラトリーの元リサーチ・サイエンティスト、ビクター・シー氏がAMP&Pシンガポール事務所を率いる。(ST,BT,LZ:2/23)
|