1997-01-23 ArtNo.9139
◆<馬>著作権侵犯の横行でMSC計画挫折も:マイクロソフト
【クアラルンプル】マイクロソフト・マレーシアは21日、横行する著作権侵犯行為がマレーシアの野心的な情報技術(IT)プロジェクトを挫折させる可能性が有ると警鐘した。
同社によれば、市場に出回る海賊版ソフトウェアの比率が下がらなければ、世界のIT企業はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)への投資や関係プロジェクトへの参加を思いとどまるかも知れない。マイクロソフト、ロータス、その他のIT企業により設立されたビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)の調査によれば、1995年のマレーシアにおける海賊版ソフトウェアの比率は77%と、シンガポール、台湾、韓国、香港のそれを上回っている。
確かにマレーシアの関係法規には著作権侵犯者に最高5年の懲役と最高1万Mドルの罰金を科す条文が存在するものの、未だかつて同条文を適応された者はない。マレーシアの法規は比較的整っているが、司法界はこの種の法規をもっと厳格に適応する必要が有るという。(ST:1/22)
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