1997-01-23 ArtNo.9135
◆<星>プラスチック産業、今年下半期には二桁成長回復
【シンガポール】シンガポールのプラスチック産業は予想される電子市況の回復で今年は昨年を上回る成長が見込まれ、特に下半期の成長率は10-15%に達する見通しだ。
貿易開発局(TDB)のスティーブン・リー会長が21日催された1997年ASEANPLAS展示会の開幕式の席上語ったところによると、国内プラスチック産業の昨年の成長率は約9%にとどまり、94/95年の実績には及ばなかった。同業界は現在製品の75%を電子、医療機器、包装、コンピューター業界に納入している。昨年初11ヶ月のシンガポールのプラスチック取引は53億Sドルで、内41億Sドルが未加工品、12億Sドルが加工品だった。またASEANとの取引が全体の25%を占めた。シンガポール石油化学工業のプラスチック樹脂製造能力は現在の150万トンから来世紀には400万トンに160%拡大する見通しだ。
展示会の会期は今月21-24日までで、25カ国から30社が出展している。(LZ,BT:1/22)
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