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1997-01-21　ArtNo.9113

【バンコク】タイ・カーボン・プロダクト(TCP)はタイヤ業界の需要増に応じるため、生産規模を6万トンに倍増するとともに、周辺事業への進出も計画している。
ＴＣＰ親会社タイ・オイルのKasame Chatikavanij会長兼ＭＤが19日語ったところによると、今月末にカーボンブラックの第2工場が稼働すれば、同社の売上は昨年の5億バーツから今年は6億バーツに拡大する見通しだ。昨年の利益は9400万バーツだった。ＴＣＰが4億バーツを投じてスリラチャに設けた新工場は年産3万トンで、今年半ばにフル稼働する。増産された製品の60－70％は出資パートナーのブリジストン、ミシュラン、サイアム・タイヤに納入され、残りは国内の他の顧客に供給される。また一部は輸出に回される。ＴＣＰはカーボンブラックを利用したグラファイトや合成ゴムの製造等、より付加価値の高い製品の製造領域に進出することも研究中だ。(BD:1/20)

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