1997-01-21 ArtNo.9108
◆<馬>マスター・ビルダー、ミニバス淘汰でバス増産
【クアラルンプル】DRB-Hicomグループ傘下のマスター・ビルダー(M)Sdn Bhd(MBM)はクアラルンプル市内のミニバス運行業者の路線を吸収しつつあるイントラコタ・コンソリデーテッドBhd(やはりDRB-Hicomグループ)の需要に応じるため、バスの生産拡張を図る。
今年1月1日から徐々にミニバスの運行を停止する計画がスタートしたものの、イントラコタの手持ちバスの不足からサービスが悪化、市民の不満が高まっている。MBMのアブドル・アジズ・モハド重役(CEO)によると、イントラコタの手持ちバスは484台で、既に別に20台がいつでも運行できる状況にあるが、MBMは現在のバス生産レベルに月間10台を上乗せする方針だ。
MBMはイントラコタにバスを納入している3社の中では最大で、同社のイントラコタ向けバス生産能力は月間70台、内Ivecoタイプが30台、Pekan Riderタイプが40台となっている。昨年のイントラコタ向けバス生産台数は一昨年の27台から121台に拡大した。またMBMの昨年のバス生産台数は500台で、全国のトップの座を占めた。MBMはブミ・エクスプレスやプトゥリ・エクスプレス向け長距離観光バスの製造も手がけている。(NST,MBT,STAR:1/20)
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