1997-01-20 ArtNo.9096
◆<馬>シャープ、M$6千万R&D/サービス・センター建設
【シャー・アラム】シャープ・グループは6000万Mドルを投じ、今年末の完工を目処にシャー・アラムの2.83haの土地にシャープ・エレクトロニクス(M)Sdn Bhd(SEM)の研究開発(R&D)センターとシャープ・ロクシー・セールス・アンド・サービスCo(M)Sdn Bhd(SRSSC)のサービス・センターを設ける。
SEMの竹内重役(MD)が17日催された起工式の席上語ったところによれば、4500万Mドルを投じ、6階建て1万6000平米のビルを建設、さらに2000万Mドルをかけてハイテク・エンジニアリング設備を据え付ける。今年末にプタリン・ジャヤの既存施設から新ビルに移転、これに伴い現在100人のスタッフも3倍に増員される。同センターは消費用電子製品のR&Dセンター、原料・部品の国際調達センター、サービス・パーツの流通センター、プロダクション・センターとして機能する。同社の昨年の営業額は7億Mドルで、今年は10億Mドルが目指されていると言う。またSRSSCが1500万Mドルを投じて建設する3階建て1万4000平米のビルには、同社の総務部と営業部が収容される。SRSSCの藤木重役(MD)によれば、昨年の営業額は3億7500万Mドル、今年は4億1500万Mドルを見込んでいる。一方、シャープ・グループの赤穂谷代表によれば、上記の6000万Mドルを含めグループのマレーシアにおける今年の投資は1億5000万Mドルに達する。また今年のグループ営業額は、昨年比8%増の40億Mドルと見込まれる。また今年は昨年の倍の新製品80モデルを市場に投入する計画と言う。(NST,STAR:1/18)
|