1997-01-20 ArtNo.9092
◆<星>マレーシア・ビジネスマン、Tri-Mに公開買い付け
【シンガポール】マレーシアを舞台に活躍するビジネスマンTiong Ik King/Kenneth Chew両氏は先週金曜、シンガポール登録の投資持ち株会社Surreyville Pte Ltdを通じ、三菱商事及びその子会社ミヨシ・エレクトロニクス・コーポレーションからシンガポール証取(SES)上場のプリント基板製造企業Tri-Mテクノロジーズ(S)の総発行株式の46.6%に相当する1398万株を1株1.10米ドル、合計1540万米ドルで買収することに同意するとともに、他のTrim-M株主に対し同じ価格で公開買い付けを提案した。
医師のティオン氏はリンブナン・ヒジャウ社を支配するティオン一族のメンバーで、クアラルンプル証取(KLSE)上場の木工会社ジャヤ・ティサ・ホールディングズの重役(ED)を務めている。またチュー氏はバージン諸島籍の木材/パーム油/不動産事業会社プライムグループ・ホールディングズの副会長を務め、主要株主でもある。公開買い付け締め切り期限までにSurreyvilleがTri-Mの50%を超える権益を手に入れることが買い付けの条件となっている。Tri-Mの主要株主に数えられるGreendaleインベストメントPte Ltd(Tri-Mの14.9%権益保持)は公開買い付けに応じない方針だが、その理由は明らかにされていない。GreeendaleはTrim-MのGerald Minjoot会長兼MDが支配権益を握っている。取引停止前の先週月曜のTri-Mの終値は1.05Mドルだった。(ST:1/19)
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