1995-03-18 ArtNo.908
◆<星>IPC、仏ブル権益買収計画放棄?NECが唯一応札?
【シンガポール】フランスの国営電算会社グループ・ブルの権益買収に入札したのはNECのみと見られ、シンガポールのIPCコープは入札を見合わせた模様だ。
AFPが16日夜報じたところによれば、現地時間15日午後11時の締め切りまでに同入札に参加したことを公式に認めたのはNECのみだった。しかしフランス工業省スポークスマンは何社が実際に応札したかについてコメントを避けている。同入札の締め切りは当初2月だったが、延長されていた。IPCのパトリック・ギャム会長は15日に催された同社業績発表会の席上、依然として「IPCはブルのテクノロジーから恩恵を得られ、ブルはIPCの経験とアジアにおける販売網から利益を得られるだろう」と語っていた。しかし同氏は正式に入札を行ったか否かについては語らなかった。 NECはこれ以前からブルの3.74%の権益を有し、この他やはり1.76%の権益を有するIBMや米国のシークワントの入札も伝えられていた。また米国のAT&Tは先月、フランス通信市場開放の保証が得られないことを理由に入札せぬ方針を発表していた。(BT:3/17)
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