1995-03-18 ArtNo.907
◆<星>インド複合企業、東南アジアにUS$2.5億投資
【シンガポール】インドのマハラシュトラ州に本拠を置くガジル・ウェスタン・グループ(GWG)は今年から来年にかけて東南アジアに2億5000万米ドルを投資する。これはGWGが同期に計画している世界投資の30%に相当する。
ナンダン・ガジルGWG副会長が16日、BT紙に語ったところによると、2億5000万米ドルのうち1億4000万米ドルがシンガポールの燃料油加工工場(US$1.2億)と石油桟橋・貯蔵ターミナル(US$2000万)に投下される。加工工場は残油からディーゼル油、船舶燃料などを製造するもので、なお設計段階にあり、用地も未定だ。 またベトナムの工業プロジェクト3件に8000万米ドルが投資される。うち2件はホーチミン市とハノイの固形廃棄物処理工場で、インドで開発された技術を応用し、有機廃棄物を発電用のメタンに転換、残滓は肥料に利用される。もう1件は砂糖工場で、目下現地パートナーが物色されている。タイのチェンマイでもベトナムと同様の廃棄物処理工場が計画され、マレーシア、フィリピン、インドネシアへの投資も計画されている。GWGは発電、廃棄物処理、船舶修理、工業団地開発、砂糖、化学品、石油など多方面にわたる事業を手掛けている。(BT:3/17)
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