SEAnews 1997-01-16 ArtNo.9049

【ロスアンゼルス】マレーシア国民は2000年までにエレクトロニク・パース、クレジット・カード、テレフォン・カード、クラブ・メンバーシップ・カード等、様々な用途に利用できるスマートＩＣ(身分証明ｶｰﾄﾞ)を手にすることになる。
マルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)が作成したマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ハンドブックはＭＳＣのフラッグシップ・プロジェクトの1つとして、以上の消息を伝えている。その他の旗艦プロジェクトには、☆エレクトロニク・ガバメント、☆スマート・スクール、☆テレメディシン、☆Ｒ＆Ｄクラスター、☆ボーダレス・マーケッティング・センター、☆ワールド・ワイド・マニュファクチュアリング・ウェブが挙げられている。
またマハティール首相は同ハンド・ブックの中で「ＭＳＣは指導的マルチメディア企業のための発射台」と定義するとともに、ＭＤＣに関して「ＭＳＣとＭＳＣに進出する企業の無条件の成功を確保するために必要な全ての権限を付与されたワン・ストップ・スーパー・ショップ」と形容している。
ＭＳＣに進出を希望する企業はＭＤＣに“ＭＳＣステータス”を申請できる。同ステータスの下、企業は最大10年間にわたる免税待遇もしくは100％の投資税補助を認められ、その他の様々な恩典も享受できる。これらの恩典には内外の専門技術者の無制限な雇用や、外資の100％オーナーシップ、資金調達の自由が含まれると言う。(MBT:1/15)