1997-01-15 ArtNo.9035
◆<馬>UMW取締役、政府にサプラの買収提案棄却呼びかけ
【クアラルンプル】UMWホールディングズの独立の取締役を務めるMdユソフ・フシン氏は13日、プルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)が所有するUMW権益に対するサプラ・ホールディングズSdn Bhdの買収提案を棄却するよう政府に呼び掛けた。
PNBの重役(GM)を務めた後、PNBを代表してUMWの取締役に就任、その後PNBを退職し、UMWの独立の取締役となったMdユソフ氏によれば、UMWは、公共ユニット・トラスト・ファンドASN/ASB/ASW2020の受託機関を務めるPNBのポートフォリオ中トップ5に列する優良銘柄で、同権益を売却すれば、これに代わるような投資対象を見出すことは難しい。またPNBは、一時は倒産に瀕したUMWの再建に努めた経緯もある。
もしサプラの計画が認められれば、他の多くのブミプトラ企業家もPNBが保有する他の優良企業権益を買収の標的にするものと見られる。そうなればPNBが現在の良好な配当能力を維持することはできなくなる。
政府は富裕なブミプトラ企業家のためには、既にHicom、プルワジャ、独立電力供給業者(IPP)事業、ハイウェイやそのたのインフラ・プロジェクト等、多くの投資機会を提供している。これに対してPNBは一般大衆のための投資機関だが、ASNやASBだけを頼りにしている大衆からPNBを奪い去るようなことは避けるべきだと言う。(NST:1/14)
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