1997-01-15 ArtNo.9033
◆<星>NTUCエグゼク・コンド平方フィートS$410
【シンガポール】全国労働組合会議(NTUC)傘下のNTUCチョイス・ホームズ(NCH)は先週土曜、同社初のエグゼクティブ・コンドミニアム“スーメイ・グリー”の602戸を平方フィート当たり410Sドルで売り出した。
同価格は政府系不動産会社ピデムコ・ランドが昨年第3四半期に売り出したエグゼクティブ・コンドミニアムの平均400Sドルを2.5%上回っているが、NCHは、15%増しの土地コストや立地条件を配慮したもので、妥当な市価450Sドルを依然下回っているとしている。
同コンドミニアムは2000年12月31日の完工が予定され、1ユニット当たりの床面積は969~1700平方フィート。アナリストは、土地コスト、法的手続き料、金利等を差し引いたNCHのマージンを8~10%と見ている。
同地区ではファー・イースト・オーガニゼーションがイーストポイント・グリーンの開発を手がけているが、こちらの売出価格は平方フィート当たり630Sドル前後で、売れ行きは良好と言われる。市場筋はバイヤーは譬え平方フィート当たり440-450Sドルでも受容するものと見、民間デベロッパーがエグゼクティブ・コンドミニアム市場に参入するのに伴い、価格はさらに上昇するものと予想している。(BT,LZ:1/14)
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