SEAnews 1997-01-15 ArtNo.9030

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のAvimo Groupの電子光学部門、Avimo Electro Optics Pte Ltd(AEO)は1400万Ｓドルの投資を通じて、向こう3年間に売上を8000万Ｓドルに倍増させる計画だ。
Avi Ayalon重役(MD)が13日語ったところによると、ＡＥＯは1994年から昨年までの間に600万Ｓドルを投資、営業額を2300万Ｓドルから4000万Ｓドルに拡大した。Avimoグループの1億1790万Ｓドルの営業額の34％に相当する。
シンガポール工場は現在月間14万ユニットの光学部品を製造しており、同生産量は向こう18ヶ月間に20万ユニットに拡大される。1400万Ｓドルの追加投資の多くはロックヤン・ロード(ｼﾞｭﾛﾝ)工場の設備改善に投じられるが、同時にシンガポールに製造拠点を設け、技術移転にも応じるようなドイツ企業や日本企業との合弁の機会も探る。
ＡＥＯの主要顧客にはZeiss、Leica、Rodenstockが含まれ、非軍事ビジネスが昨年の4000万Ｓドルの営業額の30％を占めた。
Avimoグループは光学の他、金属仕上げ、メカニカル・エンジニアリングを手がけており、1974年にシンガポールに拠点を設けて以来、民間ビジネスへの進出に力を入れている。しかし依然として軍事産業への依存が大きく、英国方面からはタンクやヘリコプターの照準器の注文を受けている。(ST,BT:1/14)