1995-03-17 ArtNo.903
◆<印尼>CSH、中国合弁事業でグッドイヤーを告訴
【香港】ウイ・ホンリョン氏に率いられるチャイナ・ストラテジク・ホールディングズ(CSH)は、中国大連市のタイヤ工場ターリエン・インターナショナル・ノーディック・タイヤCo(DINT)を巡る合弁事業で、少なくとも10億米ドルの権益が侵犯されたとし、米国のタイヤ・メーカー、グッドイヤー・タイヤ&ラバーをカリフォルニア法廷に告訴した。
同訴訟ではCSHの他に、香港拠点のチャイナ・タイヤ・ホールディングズ(CTH)及びニューヨーク証取上場のカリフォルニア拠点企業オリオン・タイヤ・コーポレーションが原告となっており、CSHは前者の3分の1及び後者の60%の権益を有する。CSHが15日発表したところによると、DINTは国営企業ターリエン・ラバー・ファクトリー(DRF)とターリエン・インターナショナル・カンパニー(DIC)の75:25の合弁会社だが、DINTの拡充事業を支援するオリオンは契約に基づきDINTの25%権益をDICから取得する権利を有する。一方、DRFはCTHとの別の合弁事業にDINTの75%の持ち株を注入することになっている。しかし、DRFはグッドイヤーとの合弁事業にもDINTの75%の権益を注入する計画で、中国経済貿易仲裁法の下、この種の取引はCTHとDRFの契約に対する侵犯と見なされると言う。関係公判は来年初に開廷される見通しだ。(ST:3/16)
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