1997-01-14 ArtNo.9023
◆<馬>TNB/MRCB、電力供給で合意
【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)とマレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)はMRCB傘下のSegari Energy Venture Sdn Bhd(SEV)により建設/経営される1303MW(メガワット)、総コスト40億Mドルのルム発電所第2期工事分(SEV2)の電力供給に関し合意に達した。
TNBのアハマド・タジュディン会長が先週金曜語ったところによると、ペラ州ルムの651MWのSEV2は97年7月の完工期日より6ヶ月早い今月完成した。第1期分(SEV1)は昨年7月に稼働している。しかしながらMRCBが請け負った送電線の建設は3月1日まで完成せず、完成後もキャパシティーに限界があることから、今回の合意には、送電線の完成を待ってTNBが電力代金を支払うこと、SEV1/SEV2合わせて最大500MWの電力を供給すること等が含まれている。同発電所は電力供給が不足気味の半島北部に位置し、しかもペナンに近いことから、TNBにとってもメリットは大きいと言う。SEVにはマラコフBhdが75%出資、TNBと被雇用者積立基金(EPF)を含む他の投資家が残りのシェアを占めている。またマラコフはMRCB子会社のシカップ・パワーSdn Bhdにより77%所有されている。(NST,MBT,STAR:1/13)
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