SEAnews 1997-01-13 ArtNo.9006

【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)子会社のＴＮＢジャナマンジュンSdn Bhd(TNBJ)は、ペラ州タンジュン・カタの埋め立て地に60億Ｍドルを投じ2000ＭＷの石炭発電所及び石炭貯蔵施設を建設する。
ＴＮＢのアハマド・タジュディン会長が10日催されたＴＮＢＪとDesa Kilat Sdn Bhdの当該発電所建設用地(埋め立て地320ha)買収覚書調印式後語ったところによると、第1期工事は1998年に完成、2002年に全面稼働する。ＴＮＢＪは独立電力供給業者(IPP)として親会社のＴＮＢと今年6月乃至7月に電力供給契約を結ぶ。デサ・キラにはマルコフBhdが54％、プルバダナン・クマジュアン・ヌグリ・ペラ(PKNP)とハリム・ラシップ・ホールディングズSdn Bhdが合計26％、ガンタン・サクティSdn Bhdが20％出資している。
ＴＮＢＪはこの日また燃料の石炭及び石油の輸入を手がけるLekir Bulk Terminal Sdn Bhdと覚書を交換した。発電所が設けられるLekir人工島の開発には、ペラ川河口から北部のタンジュン・カラに至る40キロの海岸に沿って8000ｈａの埋め立て地を造成する工事が含まれ、工期は15～20年、コストは未定。1998年に完成する第1期工事では深水バルク・ターミナルが建設される。ルキル・バルク・ターミナルにはＰＫＮＰとハリム・ラシップが合わせて51％、マルコフが29％、ガンタン・サクティが20％、それぞれ出資している。(MBT,STAR:1/11)