1997-01-13 ArtNo.9005
◆<星>ジェヤレトナムWP書記長、非選挙区議員受け入れ
【シンガポール】野党工人党(WP)は10日、ジェヤレトナム同党書記長が非選挙区議員に就任すると発表した。
WPの声明によれば、同党は依然として非選挙区議員及び官選議員制度に反対だが、非選挙区議員就任を拒否すれば、同党候補者を支持したチェンサン集団選挙区(GRC)の45%の有権者に不公平になるため、同党中央執行委員会は6日の会議で非選挙区議員のポストを受け容れる方針を決めたと言う。
ジェヤレトナム書記長(71)は1981年のアンソン区補欠選挙で与党人民行動党(PAP)の独立以来の国会議席独占を打破し、当選を果たしたが、1986年末に党帳簿に関して不誠実な法廷宣誓を行ったとして5000Sドルの罰金を科され、5年間にわたり被選挙権を剥奪された。
一方、この日記者会見したWPのタン・ビンセン議長は、選挙投票日にトニー・タン副首相、ゴー・チョクトン首相、リー・シエンロン副首相が投票所の周辺に現れ、有権者らと握手したのは、明らかな選挙法違反であるとし、同党が警察に訴えた事実を明らかにした。(ST,BT,LZ:1/11)
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