1997-01-13 ArtNo.9002
◆<星>昨年のPLE投資約定額、S$6.76億
【シンガポール】いわゆる嘱望される地元企業(PLE)の昨年の製造業投資約定額は6億7600万Sドルと、前年比140%成長した。一方、サービス業PLEの営業支出は3億200万Sドルだった。
経済開発局(EDB)が10日発表したところによれば、昨年4月に国家生産性局(NPB)と工業規格研究所(SISIR)を統合して生産性標準局(PSB)を組織して以来、EDBは少なくとも100社のPLEの売上を2005年までに最低1億Sドルに引き上げる目標を掲げてきたが、昨年は200社以上存在するPLEの内20社の売上が1億Sドルを突破した。これらの企業にはJITエレクトロニクスPte Ltd、シリアル・システムPte Ltd、Ossiaインターナショナル、シンガポール新鋭産業、Uracoホールディングズ、リーシン・グループ、トランステック・エレクトロニクスが含まれる。またPLE1社当たりの平均売上も一昨年の3300万Sドルから4000万Sドルにアップした。しかしながら国内経済の成長が6.5%に減速する中で、PLEの売上の伸びは一昨年の30%から20%に鈍化した。
PLEの域内におけるビジネス機会は豊富だが、人材難がネックになっており、EDBは同問題を克服するため、外国人タレントの斡旋や国内人材に対する奨学金制度を設けている。PEL-EDBスカラシップは中間管理職と技術者のプールを拡大するのが狙いで向こう5年間に100人に奨学金が提供される。昨年は7社が同スキームに参加、17人に奨学金が付与された。この他、PLEには税制優遇措置、革新補助、ビジネス開拓コンタクト、戦略パートナー、イメージ開拓等の支援が提供されている。(ST,BT,LZ:1/11)
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