SEAnews 1997-01-11 ArtNo.8989

【クアラルンプル】通産省は9日、国際調達センター(IPC)設立申請の受付を開始したと発表した。ラフィダ通産相がこの日の声明の中で明らかにしたところによれば、ＩＰＣの認定基準に関するガイドラインも通産省で手に入れることができる。
ＩＰＣライセンスは、グループ企業や他社のための原材料、部品、完成品の調達／販売を手がけるマレーシアで登録された払込資本50万Ｍドル以上、年間営業支出150万Ｍドル以上、年商1億Ｍドル以上の外資系企業もしくは地元企業に与えられ、国内だけでなく第3国からの資材調達も含まれる。またＩＰＣの認定を受ける者は、マレーシア国外に大規模な企業ネットワークを展開、相当な資産と、適正資格を有する専門職を含む多数のスタッフを備えていなければならず、また輸出入に際して直接マレーシアの港湾もしくは空港を使用せねばならない。
ＩＰＣにはマレーシア国内に1つ以上の外貨口座を設け、無制限に輸出代金を蓄えることが認められ、先物為替予約を行うことも許されると言う。(NST:1/10)