1997-01-11 ArtNo.8986
◆<星>クベルネル、営業本部ステータス獲得
【シンガポール】ノルウェーのトップ工学/建設会社クベルネルASAはシンガポールを拠点にアジア大平洋地域市場の開拓に本腰を入れており、アジア大平洋地域売上が今年のグループ予想営業額100億米ドルの40%を占めるものと予想している。
クベルネルのErik Tonseth社長兼CEOが9日催された、シンガポール子会社クベルネルPte Ltdの発足と営業本部(OHQ)ステータス取得の記念式典の席上語ったところによれば、シンガポール事務所は域内における石油/ガス、海運施設、水力発電関連事業を統轄するとともに、造船ビジネスの世界本部の役割も担う。同グループは5万6000人を雇用、世界に系列会社400社以上を展開しているが、その46%がアジア大平洋地域を拠点としている。
アジアでは、特にインドと中国のビジネス機会に注目、バラ積み船、石油タンカー、コンテナ船に照準を合わせる。これに対して大型クルーズ船や砕氷船ビジネスの拠点は引き続き欧州に置かれる。昨年4月にトラファルガル・ハウスを買収後、グループの本部はロンドンに置かれていると言う。(ST,BT,LZ:1/10)
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