1997-01-10 ArtNo.8980
◆<馬>首相、橋本首相にG7とG15の直接会談仲介要請
【クアラルンプル】マハティール首相は8日、東南アジア歴訪中の橋本首相に対してG15とG7の直接会談の場をアレンジするよう求めた。
それによるとG7が円レートの引き上げを決めた時、マレーシアの対日負債は激増した。この点からもG7は自身の利益のみを優先し、発展途上国に対する影響をほとんど配慮していないことが窺える。日本はこれまでもG7会議に先だってアジアの他の国々の意見を打診してきたが、G15諸国とG7が直接会談できれば、一層効果的である。マレーシアは今年末にG7サミットのホストを務める。
一方、橋本首相はマハティール首相にASEAN諸国首脳との緊密な意見交換を希望したが、マハティール首相は、如何なる問題も合議の上決定するのがASEANの方式であるとし、即答を避けた。マハティール首相はまたマレーシアは依然としてルック・イースト政策を堅持しているとし、マレーシア人トレーニーや学生の受け入れを拡大するよう求めた。(NST,MBT,STAR,LZ:1/9)
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