1997-01-09 ArtNo.8962
◆<馬>副首相、サプラのUMW権益買収計画確認
【クアラルンプル】アンワル・イブラヒム副首相兼蔵相は7日、サプラ・ホールディングズSdn Bhdが地場自動車会社UMWホールディングズBhdの政府機関持ち株買収を提案していることを確認した。
サプラのシャリル・シャムスディン重役(MD)は先週、昨年10月に政府投資会社のプルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)が保持する40%のUMW権益の一部買収を政府に申請したと語ったが、PNBはその後、持ち株売却の意思を否定していた。
アンワル副首相によると、サプラは大蔵省に直接申請したため、PNBもUMWも同件に関知していない。政府は目下同提案を検討していると言う。時価総額30億5000万MドルのUMWは、クアラルンプル証取(KLSE)上場企業の44位にランクされるが、アナリストによるとサプラはUMWの32%の権益買収を図っており、その額は13億~14億Mドルにのぼる。サプラは、これにより最小限の資金でUMWの支配権益を握れる。これはPNBの企業権益を民間に移管することを望む政府の方針に沿っている。しかしながらナザ・モーターや国内自動車業界をリードするヤハヤ・アハマド氏もUMW権益買収を狙っていると言う。(NST,ST,BT,LZ:1/8)
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