1997-01-09 ArtNo.8958
◆<星>労働人口年率2.3%増加、実質所得7.6%アップ
【シンガポール】シンガポールの労働人口は1990年の156万2800人から1995年の174万9300人に年率2.3%の増加を見た。
統計局が7日発表した1995年国勢調査報告書によれば、国民の平均月間所得は1990年の1000Sドルから1995年の1633Sドル(男1884/女1320)に拡大、物価上昇を相殺した実質所得の年間成長率は7.6%だった。所得の大幅な増加の原因の一つは高給を享受する管理職及び技術職の就業人口に占める比率が同期間に24%から36%にアップしたため。
95年の就業人口は170万2100人で、男性が61%、女性が39%を占めた。学卒の労働人口に占める比率は90年の6%から95年の13.4%に急増した。就業人口の88%は被雇用者、5%は雇用主、5%は自家営業、1%は無給の自家就業者だった。
教育水準を見ると、25-29歳の年齢層では44%が高卒以上、95年の大学就学者中5分の3が男性だった。
宗教に関しては10歳以上の人口の32%が仏教徒、22%が道教徒(その他の中国の伝統宗教を含む)、15%がイスラム教徒、13%がキリスト教徒、3%がヒンドゥー教徒。華人に限っては40%が仏教徒、28%が道教徒、マレー人はほぼ100%がイスラム教、インド人については53%がヒンドゥー教徒、27%がイスラム教徒、14%がキリスト教徒となっている。(BT,LZ:1/8)
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