1997-01-09 ArtNo.8956
◆<星>SIA/タタの国内線事業にインド当局が原則認可
【シンガポール】インド工業省外国投資促進局(FIPB)は、シンガポール航空(SIA)とタタ・グループの2480クロー(S$1億)国内線運行プロジェクトを原則的に承認、外国投資閣僚委員会に最終認可を求めた。
タタのラヴィ・ドゥベイ副社長は7日、外電が伝えた以上の報道を確認、「FIPBの認可を歓迎する」、「これで見通しが明るくなった」と語ったが、いつ最終認可が下りるか、あるいは最終認可される可能性の大きさに関してはコメントを避けた。SIAスポークスマンは今のところコメントを控えている。
しかしアナリストは「FIPBの認可は重要なハードルを越えたことを意味するが、最終認可を保証するものではない」としている。それによると同問題はインド連立与党内部で論争を呼んでいる他、野党バハラティヤ・ジャナタの激しい反対に直面していると言う。1995年初に持ち上がった同合弁事業では、タタが60%、SIAが40%を出資、航空機19機を投入した総合的な国内線サービスの提供が目指されている。(ST,BT,LZ:1/8)
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