1997-01-08 ArtNo.8939
◆<星>昨年第4四半期にアパート0.6%値下がり
【シンガポール】シンガポールのアパート/コンドミニアムは昨年第4四半期に、第3四半期の平方フィート当たり830Sドルから825Sドルに平均0.6%値下がりした。
不動産コンサルタント会社ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)の報告によれば、アパート/コンドミニアムは昨年第3四半期には1.2%の落ち込みを見ており、値下がり幅は縮小している。また一昨年末の平方フィート当たり765Sドルに比較すれば、依然として7.8%上昇している。
土地付き住宅の価格は9月末の平方フィート当たり660Sドルから12月末の640Sドルに3%下降した。これは第3四半期の2.2%の下降幅を上回り、一昨年末の平方フィート当たり670Sドルに比較しても4.5%値下がりしている。
一方、昨年第4四半期のアパート/コンドミニアムの賃貸料は月額5390Sドルと、第3四半期比2.2%、一昨年同期比8.7%上昇した。
住宅不動産価格は93-95年の間毎年二桁成長を続けてきたが、昨年は7.8%の上昇にとどまった。値上がり鈍化の原因としては政府の投機抑制措置とともに、国内経済の成長鈍化と供給過剰が挙げられる。今年の見通しに関しては、依然として土地付き住宅と非土地付き住宅の異なる推移が見られるものと予想されるが、いずれのカテゴリーにしろ向こう数ヶ月間に大きな変化が生じることはない見通しと言う。(ST,BT,LZ:1/7)
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