1997-01-08 ArtNo.8938
◆<星>中華聡商会、ラッフルズ・プレース隣接地開発入札募集
【シンガポール】中華聡商会(SCCCI)は6日、ラフルズ・プレースに近いチャイナ・スクウェアに所有する999年地権付き土地と周辺の2区画を商業開発するパートナーを募集した。
SCCCIは2万55.5平方フィートの当該地に地上20階、地下2階、純賃貸スペース21万3025平方フィートのビルを建設する暫定認可を得ており、最高30階のビルを建てるオプションも有する。工事は向こう1年乃至1年半の間にスタートし、2年半で完成される。SCCCIは投資持ち株会社チャイニーズ・チェンバー・リアルティー(CCR)を新設、1万5452平方フィートの当該所有地の管理を委ねると共に、CCRを通じて隣接する2区画を買収、予想開発税2350万Sドルを支払い、プロジェクトを進める方針だ。3区画を合わせた土地価格は約2億8000万Sドル、建設コストは7000万Sドルと見積もられる。
隣接する2区画中525.3平方フィートの土地に関しては、政府が名目的な価格でSCCCIに売却することを認めている。またもう一方の4078.5平方フィートの区画はSCCCIが99年契約で所有していたものだが、契約期限切れで政府は3月に改めて999年契約で入札を募集する。同入札には隣接地を所有するSCCCIとフォー・シーズ・バンクのみの参加が認められる。従って今回の開発プロジェクトはSCCCIが同区画を落札することが前提とされ、落札できなかった場合は、開発計画は取り消される。
CCRによるパートナー募集の締め切りは2月20日で、ナイト・フランクが審査を担当する。SCCCIは開発したビルを長期投資対象とし、賃貸収入を得ることを目指しており、パートナーにも同目標をシェアすることが期待されている。(ST,BT,LZ:1/7)
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