1997-01-07 ArtNo.8932
◆<馬>SAM/テレダインの合弁航空機修理センター、近く稼働
【クアラルンプル】Scandinavian Avionics Malaysia(SAM)と米国拠点の航空電子工学製品会社Teledyne Controls(TC)の合弁会社Teledyne Controls South East Asia Sdn Bhd(TCSEA)は、遅くとも今年4月末までにスバンのAirodコンプレックス内のSAM工場内における航空機修理業務を開始する。
SAMのTorsten Nordentoft重役(GM)によると、昨年11月に取り交わされた覚書に基づきTCSEAは、主要顧客のマレーシア航空(MAS)と共同で先ず航空機に対するサービス/修理業務を開始、その後航空機部品の製造業務も手がける計画だ。SAMスタッフが米国に派遣され、訓練を受ける他、TCSEAは独自の補修サービス・センターを建設すると言う。
ちなみにSAMは、Scandinavian Avionics Denmark、Malaysian Helicopter Services、Airod(エアクラフト・インスペクション・リペアー・オーバーホール・デポ)Sdn Bhd、Industrial Fund for Developing Countriesの27.5:25:25:22.5の合弁会社。一方、SAMはその航空機修理業務をフィリピン、ミャンマー、インドネシアに拡張する計画だ。Nordentoft重役によるとマレーシアの市場は限られており、同社はASEAN域内に子会社を設けることも検討している。しかしながら当面の目標は地域サービス・センターとしてのプレゼンスを確立することにあると言う。(STAR:1/6,SEAnews96/11/12号参照)
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