1997-01-06 ArtNo.8911
◆<星>プラスチック部品のリーシン、2年内上場目指す
【シンガポール】プラスチック部品メーカーのLi Xinは向こう2年内にシンガポール証取(SES)に上場する計画だ。
経済開発局(EDB)がリーシンのウッドランズ工場で催した記者会の席上、ウィリアム・リム重役(MD)が語ったところによれば、証取上場は業界におけるステータス・シンボルでもある。同社のライバルには、オムニ・モールド、メイバン・プラスチック、フーユー・マニュファクチュアリングが含まれる。
リム氏が1982年にトニー・ン氏と共同で設立したリーシンの従業員は当初両氏を含め6人に過ぎなかったが、今では600人に拡大、今年の営業額は1億Sドル、税引き前利益は680万Sドルが見込まれている。同社の6年前の営業額は710万Sドル、税引き前利益は26万Sドルだった。同社は景気後退以前には今年の営業額が昨年の6300万Sドルから1億2000万Sドルに倍増するものと予想していたが、電子不況は、こうした見通しにも影響を及ぼした。主要顧客にはヒューレット・パッカード、モトローラ、アップル、松下が含まれると言う。(ST:12/28)
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