1997-01-06 ArtNo.8908
◆<星>米国PCテスト・ラボ会社NSTL、地域本部開設
【シンガポール】米国のナショナル・ソフトウェア・テスティング・ラボラトリーズ(NSTL)は1日、シンガポールにアジア大平洋地域本部とパーソナル・コンピュータ(PC)のソフト/ハードウェア検査施設をオープンした。
同施設は比較対照やマルチプラットフォームテストを含む様々な方式を駆使し、総合的な検査サービスやベンチマーク・テストを提供する。現在台湾にNSTLのライセンスを得たテスト施設が存在するが、この種の総合施設がアジアに設けられるのは初めてのこと。NSTLはマクグローヒル・グループ傘下のデータプロ・インフォメーション・サービシズ・グループの一員で、新施設はマクグローヒル社内に存在するが、同社は恒久的検査サービス施設の開設場所を物色している。シンガポール事務所は地域本部として、日本、中国、インド、オーストラリアを含むアジア大平洋地域の13カ国の業務を統轄する。アジアにはNSTLを除きこの種の検査サービス機関は存在しない。
NSTLは米国/欧州以外の地域でウィンドウズ95用ハードウェアのテストを手がけることを認められた唯一の機関で、同社はシンガポールでもこの種のサービスを提供することを認めるようマイクロソフト社に求めている。NSTLの顧客には主要コンピュータ会社やPCユーザー機関の他、大手銀行、カナダ連邦政府、米国国防省、米国司法省、米国会計検査院が含まれる。(BT:12/31)
|