1997-01-04 ArtNo.8904
◆<馬>政府、プルワジャのM$29億損失負担
【クアラルンプル】マレーシア政府は国営鉄鋼会社プルワジャ・スチールSdn Bhd再建のため29億Mドルの損失を負担、また当初の計画通りマジュ・ホールディングズに51%の権益取得を認めた。
水曜夜、同消息を明らかにしたマハティール首相によると、このほど調印された契約の下、トレンガヌ州政府は引き続きプルワジャの19%の権益を維持し、中央政府が残りの30%のシェアを握る。中央政府は29億Mドルの損失を負担するが、新たな資金は注入しない。プルワジャの損失と負債は合計60億Mドルに達し、内12億Mドルが中央政府、25億Mドルが地元銀行、31億Mドルが外国銀行からの借り入れとなっている。
証券会社のアナリストらは、「マジュは依然として10億Mドル以上の資金を注入せねばならないが、政府の措置でプルワジャ再建は誰がそれを引き受けるにしろ、魅力的になった」、また「プルワジャの損失を銀行に押しつけるのは、フェアではない」と評している。
一方、マジュは51%の権益引受を認められたことを歓迎するとともに、1999年までに1億Mドルの純益計上が見込めるとしている。(NST,MBT,STAR,ST,BT:1/3)
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