1997-01-04 ArtNo.8898
◆<馬>首相、国民にIT時代への適応呼びかけ
【クアラルンプル】マハティール首相は晦日に発表した新年の祝賀メッセージの中で国民に情報技術(IT)時代への適応を呼び掛けた。
それによるとマレーシアのIT時代はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)の建設により、その幕が開かれ、国民は否応なしにその生活/労働様式を改めねばならなくなる。マレーシア政府は既にこの方面の準備を整えており、全国IT理事会(NITC)の組織はその1つである。NITCにより提起されたMSC構想の下、クアラルンプル市中央市街からスパンの新首都空港に至る幅15キロ、長さ50キロの地域には、各種のITインフラが整備され、通信や取引はマルチメディアを通じて実行されることになる。これにより実現されるペーパレス、キャッシュレスの職場環境や生活環境は、急速に全土に拡大され、更に全世界にリンクされる。国民がこうした生活環境の変化に適応し、そこから利益を得られるか否かは、国民自身の決意にかかっていると言う。(MBT,STAR,LZ:1/1)
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