1997-01-04 ArtNo.8897
◆<星>スイス企業Lonza、EDBとUS$1億化学合弁
【シンガポール】スイス企業Lonzaは経済開発局(EDB)と80:20の出資率で1億2500万米ドルを投じ、ポリエステル樹脂や表面処理剤/塗料の原料となる純粋イソフタル酸の製造工場をサクラ島に建設する。
包装/アルミ関連事業を主に手がけるスイス企業Alusuisse-Lonza社の化学部門LonzaのAndrea de Virgiliis重役(CEO)が先月30日に催されたEDBとの契約調印式の席上語ったところによれば、年産7万トンの新工場は1998年末に稼働する。同工場は7万5000平米の敷地の25%を占めるのみで、同社は急成長するアジア市場の需要に応じるため、他のプロジェクトも手がける計画だ。またシンガポールに研究開発(R&D)施設を設けることも予定している。シンガポール工場は中国における4000万米ドルのナイアシン(ビタミン)工場に次ぎ、同社にとってアジアにおける2番目の製造拠点。アジアは17億スイス・フラン(S$17.7億)の昨年の営業額の10%に貢献したに過ぎないが、同社は同比率を最終的に3分の2に拡大する計画だ。(ST,BT,LZ:12/31)
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