1997-01-04 ArtNo.8895
◆<星>昨年通年のGDP成長率6.5%:首相
【シンガポール】シンガポールの昨年の国内総生産(GDP)成長率は6.5%と政府が昨年11月に発表した6%の成長予測を上回った。
ゴー・チョクトン首相は、晦日に発表した年頭メッセージの中で以上の数字を明らかにするとともに、“シンガポール21”のビジョン実現に向けシンガポールのウィニング・フォーミュラーを変化させることのないよう国民に訴えた。
それによると、昨年の賃金上昇率は6.1%と、1.3%のインフレ率を上回り、国民所得の成長が生活コストの上昇を上回る長期的傾向が維持された。製造業投資約定額は81億Sドルをマーク、サービス業投資約定額も15億Sドルに達し、シンガポールが来年も5~7%の成長を維持することになんら困難はない。
今日の経済成長の鈍化はシンガポール経済が海外の環境に如何に依存しているかを国民に覚らせる警鐘であり、政・労・使は一層協力を強化し、投資を誘致、職の確保を図らねばならない。小国シンガポールは有能な指導者チームの下で、外界の風雨や波浪から保護されねばならないと言う。(ST,BT,LZ:1/2)
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