1997-01-04 ArtNo.8893
◆<星>PAP、2議席奪還/得票率4%ポイント・アップ
【シンガポール】シンガポールの与党人民行動党(PAP)は、2日に行われた国会総選挙で、野党議席を解散前の4議席から2議席に半減させただけでなく、自党の得票率も前回1991年総選挙の61%から65%に引き上げた。
全選挙区の開票結果が判明した昨日未明記者会見したゴー・チョクトン首相は、「選挙結果には、政府の過去5年来の政治的成果と“シンガポール21”ビジョンに対する有権者の支持が反映されている」と満足の意を表明した。野党勢力は1人区のホウガンとポトン・パシルで工人党(WP)のロー・ティアキアン氏と、シンガポール民主党(SDP)の内紛で新たに発足したシンガポール人民党(SPP)から立候補したSDP前書記長のチアム・シートン氏が議席を維持したものの、改選前に野党第1党だったSDPはニースン・セントラルのチェオ・チャイチェン氏とブキバトゥのリン・ハウドゥン氏が議席を失った他、マックパーソン区でマティアス・ヤオ上級政務次官と対戦した注目のチー・スンジュアン書記長も大差で敗れ、全議席を喪失した。
今回の選挙では83議席中、9つの1人区と6つの集団選挙区(GRC)の合計36議席のみが与野党により争われ、これらの地区の有権者76万5332人中96%が投票した。(ST,LZ:1/3)
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