1996-12-24 ArtNo.8890
◆<泰>TPI、1999年には輸出売上US$6億見込む
【バンコク】タイ・ペトロケミカル・インダストリー(TPI)は、1999年にその拡張計画が完成するのに伴い年産150万トン、輸出売上6億米ドルのASEAN最大の石油化学会社になる。
プラムアン・レオパイラタナ社長によると、製品の半ばは中国、インド、フィリピン、ベトナム等の国に輸出され、プラスチックの輸出価格はトン当たり800米ドルが見込める。年産70万トンのエチレン新プラントは1999年に稼働、同社のエチレン総生産能力は100万トンに達する。製品は全てグループの下流部門に供給される。これらには年産15万トンのアクリロニトリル第2期プロジェクト(旭化成と合弁)、年産26万トンの低密度ポリエチレン、年産20万トンの高密度ポリエチレン、年産22.5万トンのポリプロピレン、リニア低密度ポリエチレン、年産8000トンのポリメチル・メタクリレート、年産7万トンのメチル・メタクリレート、年産4万トンの酸化プロピレン/酸化エチレン/エチレン・グリコールが含まれる。TPIは目下低密度ポリエチレンを年間15.8万トン、高密度ポリエチレンを同15.2万トン製造している。同社はまたラヨンの600MWの発電所の建設を三菱に発注する計画と言う。(BD:12/23)
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