1995-03-16 ArtNo.888
◆<比>自動車産業の保護撤廃、輸入税カット/国産税引き上げ
【マニラ】フィリピン政府は98年までに乗用車、オートバイ、トラック、バスに対する輸入関税を現在の40~55%から30%以下に引き下げ、2004年までに更に5%に引き下げる計画だ。
フィリピン投資局(BOI)が13日発表したところによると、以上の措置による税収の減少を補うため、国内自動車産業育成のための優遇税制も段階的に撤廃する。また国産自動車の輸出比率や国産部品使用率等の規制も解除される。例えばノックダウン・キトを輸入する者は、支払った外貨を補填するために完成車を強制的に輸出させられているが、こうした規制は廃止される。同スポークスマンによるとこの種の保護措置は国内産業の成熟を遅延させるだけで、国際競争力の強化にはつながらないという。(MBT:3/14)
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