1996-12-23 ArtNo.8871
◆<馬>欧米ブラジル企業連合、M$35億製紙工場建設
【クアラルンプル】Ekran Bhd傘下のサラワク・パルプ・アンド・ペーパー・ミルSdn Bhdはサラワク州ビントゥルにおける35億Mドルのパルプ・紙製造工場の建設を米国、ブラジル、欧州の企業コンソーシアムに委ねた。
Ekranのティン・ペクキイン会長が先週語ったところによると、コンソーシアムは工場の試運転、経営も引き受ける。グループの名称は追って発表される。来年1月初めに着工、1998年第4四半期の試運転が目指される。年産120万トンのパルプ工場には150万トンの原木が必要とされる。既に向こう10年間の製品のバイヤーは確保しており、年間15億Mドルの売上が見込める。プロジェクトはEkran子会社のPWEインダストリーズBhdが100%所有しているが、バクン・ダムの経験からしても、この種の大型プロジェクトは単一の企業が手がけるに越したことはない。
バクン・ダム建設現場で伐採された原木の利用を目指して計画された同プロジェクトには、当初インドネシアのRGMインターナショナルが55%出資する予定だったが、RGMはプロジェクトからの撤退を決めている。(STAR:12/20,BT:12/21)
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