1996-12-23 ArtNo.8867
◆<馬>首相、インド企業にMSCへの投資呼びかけ
【ニューデリー】先週金曜から3日間の日程でインドを公式訪問したマハティール首相は、インド企業にマレーシアのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)への投資を呼び掛けた。
それによるとMSCにはビザ規制がなく、投資家や知的労働者の自由な移動が保証される。製品やアイディアを有する者は好きな時に出入国できる。ソフトウェア領域へのインド企業の投資は認められるかとの質問に、首相は「ソフトウェアには大きな関心が寄せられており、一部のマレーシア企業はバンガロールのインド企業から既にアプローチされている」と語った。
首相はアジア大平洋経済協力(APEC)会議へのインドの加盟問題に関して、「インドの加盟を認めるなら、加盟を認められるべき国はどれほどにのぼるのか。仮に77カ国が参加するなら運営は極めて難しくなる」、「マレーシアはインドの加盟に反対しないが、インドは加盟条件を満たさねばならない。と言っても多角的組織のため、特別な準則はない」等と指摘した。マレーシアは1998年にAPECサミットのホスト国を務める。(ST,BT,LZ:12/21)
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