1996-12-21 ArtNo.8854
◆<馬>新明和、Airodと航空機部品製造で合弁
【クアラルンプル】新明和工業は18日、マハティール首相の立ち会いの下、Airod(エアクラフト・インスペクション・リペアー・オーバーホール・デポ)Sdn Bhdと主にボーイング777用航空機部品の製造合弁契約を結んだ。
同契約の下、新明和工業の神戸工場は一部の航空機部品製造業務をAirodに移転するとともに、日本とマレーシアでAirodのスタッフに対する訓練を引き受ける。訓練には複合材料を用いた部品の装着、シート・メタルの製造、部品の組立/ラミネート加工が含まれる。
マレーシア空軍の航空機修理部門として1976年に設立されたAirodは、1985年に民営化されたが、主要株主のマレーシアン・ヘリコプター・サービシズBhd(MHS)は先月、Airodの53%の権益を3300万Mドルでアハマド・ジョハン氏に率いられるPJSインダストリーズSdn Bhdに売却すると発表した。元国軍幹部のアハマド新社長は今回の新明和工業との合弁契約により、金属/複合素材双方の部品製造技術を手に入れることができ、国内航空機産業にとっても大きな前進と挨拶した。(MBT,STAR,ST,BT:12/20)
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