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1996-12-19 ArtNo.8817
◆＜星＞ダウ、アジア大平洋地域にＵＳ＄７０億投資
【シンガポール】ダウ・ケミカル・カンパニーは向こう10年間にアジア大平洋地域の石油化学事業に70億米ドルを投資する。
ウィリアム・スタブロパロズ社長兼ＣＥＯが17日シンガポールで記者会見したところによると、70億米ドルの40％は中国に、30～40％はＡＳＥＡＮ地域に、残りはインドに投資される。向こう10～20年間に全ての下流部門活動を包含した総合的な石油化学コンプレックスをアジアに設けることを希望している。上記の資金の大半は今後10年間に2つのクラッカーの支配権益取得に投じられ、残りは比較的小規模なクラッカー及び下流部門活動に投じられる予定だ。
その1つは中国におけるもので、同社は目下天津に年産60万トンのナフサ・クラッカー及び塩素プラントを含むコンプレックスを設ける事業化調査を進めている。来年上半期にはシノペックと関係仮契約を結ぶことができそうだ。
ダウ・ケミカルはまたヤンツー(揚子)ペトロケミカル・カンパニーとポリエチレン・テレフタレート・ポリエステル・プラントを南京に設ける仮契約に調印、張家港市政府から揚子江河岸の優良工業用地50ｈａの使用権も取得した。
ダウ・ケミカルはインドネシアではサリム・グループと、ポリスチレン事業を進めている。(ST,BT,LZ:12/18)
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