SEAnews 1996-12-18 ArtNo.8808

【シンガポール】ヤオハン・シンガポール・スポークスマンは16日、本社ヤオハン・ジャパーンのリストラ計画に関わらずセスダック登録ＩＭＭマルチ・エンタープライズ(IME)傘下の家電チェーン、ベスト・コネクションおよび卸売り業務に影響はないと語った。
ヤオハンはＩＭＥを通じてベスト・エレクトリカル9店、ジュロン・イーストのＩＭＭメガマート(卸／ｷｬｯｼｭ&ｷｬﾘｰ)、ヤオハン・ウィムジ3店(ﾌｧﾐﾘｰ･ｴﾝﾀｰﾃｰﾒﾝﾄ)を当地で経営している。ヤオハンは去る9月にブキティマ・プラザ店(6万平方ﾌｨｰﾄ)をクローズしたのに続き、オーチャード・ロードのプラザ・シンガプーラ店(19万153平方ﾌｨｰﾄ)を来年6月に店仕舞いする。同社スポークスマンによると、シンガポールにおける百貨店の営業は縮小されるが、プラザ・シンガプーラ店のクローズが最後で、トムソン、パークウェイ・パレード、マリーナ・スクウェアの店舗は維持されると言う。ヤオハン・デパートメント・ストアー・シンガポールは1996年度に税引き前損失480万Ｓドルを計上した。
シンガポールにおける百貨店経営の縮小の他、ヤオハン・ジャパーンはこの日、リストラ計画の一環として、30％子会社ヤオハン・マレーシアの20％の権益を今月中に127億円(S$1.559億)で売却、タイの百貨店第2店舗を、卸売り市場に転換する計画を明らかにした。目下主要取引銀行の東海銀行等と協議しており、来年1月半ばに再編計画の詳細を発表すると言う。(ST,BT,LZ:12/17)