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1996-12-17　ArtNo.8796

【クアラルンプル】マレーシア政府は開発プロジェクトのために最早新規借款を導入しない。
アンワル副首相兼蔵相が先週催された対話集会の席上語ったところによれば、マレーシアの返済能力を好感し、多くの国がローン提供を申し出ているが、新規債務は次世代の負担を増すことになるため、政府は最早この種の提案に応じない。政府は実務的で現実的な施策を採用し、採算の目処が立つプロジェクトのみを実行する。保健、教育、地方開発支出が優先され、バランスのとれた開発が図られる。開発、取り分け地方の開発は段階的に実行される。政府は開発に際してはまた、財政問題も配慮する。
とは言え経済運営は計画通りに運ぶとは限らず、政府は批判を受け容れるが、批判のための批判はなされるべきではない。(ST,BT:12/16)

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