1996-12-17 ArtNo.8794
◆<馬>オーディオテル、テレマーケッティング市場に照準
【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)とオランダ企業の60:40の合弁会社オーディオテルSdn Bhdは傘下のマスターコール・マレーシアを通じたテレマーケッティング・ビジネスに本腰を入れている。
オーディオテルのR.パニル・セルバン重役(CEO)によると、コンピューター・システムにダイヤル・リンクし、データの検索を可能にするオーディオ・テキスト・サービスは今後も引き続き同社の中核ビジネスとしての地位を維持するが、同市場は限られているため、テレマーケッティング市場の開拓に力を入れる。
米国では多くの企業が一部の電話処理業務を外部に委託しているが、地場企業は依然としてこの種のコンセプトを理解しておらず、管理不能に陥るのではないかと懸念を抱いている。一般にある企業に自分で電話した場合、各部門をたらい回しされた上、肝心の情報が入手できないと言ったケースが少なくない。しかしマスターコールのコール・ディストリビューション・システムを通じれば、5~10秒で回答が得られる。
オーディオテルの昨年の年商は600万Mドルだったが、オーディオテクス・サービスが全国をカバーする現行年度の売上は2000万Mドルに拡大する見通しと言う。(MBT:12/16)
|