1996-12-17 ArtNo.8789
◆<星>政府投資会社、ノルスクとインドでUS$10億事業
【シンガポール】シンガポール政府投資会社タマセク・ホールディングズとノルウェー企業ノルスク・ヒドロASAが今月初に35:65の出資率設立した資本金200万Sドルの合弁会社ハイドロ・アジア・パシフィック(HAP)は、インド東部のオリッサ州における10億米ドル相当のボーキサイト・プロジェクトに関して目下複数のパーティーと商談を進めている。
先週シンガポールの地域本部事務所を訪れたノルスク・ヒドロのEgil Myklebust社長兼CEOが語ったところによれば、インド側の交渉相手はタタとIndalで、開発にはかなりの年月を要する見通しだ。
HAPはまた上海近郊におけるアルミ押し出し成形事業に関する最終段階の交渉と中国当局の認可獲得手続きを進めている。
アジアはノルスク・ヒドロの昨年の売上105億米ドル(純益US$17億)の7%を占めたに過ぎないが、向こう10年間に営業額を250億米ドルに倍増させることを目指す同社は、その牽引役をアジアに期待している。同社はマレーシア、ベトナム、インド、フィリピン、インドネシアにおけるプレゼンスの拡大を目指し、それぞれの国の潜在パートナーと協議を進めている。1年半前にシンガポールに地域本部(RHQ)を設けた同社は、成果に満足しており、またタマセクとの提携は同社のアジア・ビジネスに大きく貢献する見通しと言う。(BT:12/16)
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