1996-12-16 ArtNo.8783
◆<泰>専門委、石油化学品輸入税引き下げ見送りで合意
【バンコク】オレフィン系下流部門製品を製造している地元石油化学業界は更に1年、現状通りの関税保護を受けられる見通しだ。
工業省、大蔵省、商業省、投資局の代表から成る専門委員会はこれ以前に世界貿易機構(WTO)のタイムフレームに基づき、来年1月1日から一部石油化学製品の輸入関税をカットする方針を決めた。しかし国内関係業界からの反発を受けた後、13日再度会合した同専門委員会はオレフィン系5品目の関税引き下げを1年先送りすることで合意した。
これら5品目とは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンで、当初大蔵省はこれら品目の関税を来年1月1日より、現在の30%から20%に引き下げると発表していた。(BD:12/14)
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