1996-12-16 ArtNo.8782
◆<印尼>タンバン・ティマ、ブサン金山への出資狙う
【ジャカルタ】世界最大の錫鉱山経営会社PTタンバン・ティマは13日、外国鉱山会社と地元パートナーとの間に紛糾が生じている世界最大の金鉱山ブサンの開発に参加する意思を表明した。
タンバン・ティマのプラスチョ・ブディ・サクソノ投資業務主任は「我々が参加する余地が有るように見える。我が社は目下影響力を有する関係者に接近しており、これは我々の戦略にも適っている」と語った。ブサン鉱山の金埋蔵量は6000万オンスと言われ、有史以来最大の金鉱と目されているが、同鉱山を発見したカナダのBre-XミネラルズLtdは同鉱山のオーナーシップを巡り、複数の企業との紛争に直面、インドネシア政府も10%の権益を要求している。タンバン・ティマのエリ・ハルジャプマカス社長はもし提案されれば、政府持ち株を引き受ける用意があり、独自にシェアを購入することも可能としている。タンバン・ティマの65%のシェアは政府が握っているが、同社は過去数年金鉱およびダイヤモンド鉱山事業への進出の機会を探ってきた。(ST:11/14)
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