SEAnews 1996-12-16 ArtNo.8778

【クアラルンプル】コングアン・ホールディングズ・マレーシアBhdは中国における軽自動車製造合弁事業に進出するとともに、マレーシア国内でも自動車製造事業の買収を計画している。
コングアンが13日クアラルンプル証取(KLSE)に報告したところによれば、同社はビジネス・フォーカス・エンジニアリングSdn Bhd(BEF)の額面1Ｍドルの新株1000万株を買収した。コングアンのアミン・シャー会長は払い込み資本1000万2ＭドルのＢＥＥＦの1株を保持している。
ＢＥＥＦは先週火曜、チャイナ・エアロスペース・インターナショナル・ホールディングズLtdと、エアカー・アセッツLtdの52.63％の権益を3億1830万ＨＫドル(M$1.038億)で買収する契約を結んだ。エアカー社が95％の権益を握るクイチョー(貴州)フアハン・オートモーティブ・マニュファクチュアリングCo Ltdはミニバス、軽トラック、軽乗用貨物車等、軽自動車の製造／販売ライセンスを有し、来年は軽自動車1万台を販売、1000万元(M$316万)の税引き前利益計上を目指している。また1億1000万元(M$3480万)を追加投資して、年産能力を6万台に拡大する計画だ。
コングアンは目下マレーシアの某自動車製造会社の権益買収交渉を進めており、交渉が妥結した時点でＫＬＳＥに報告する。一方、コングアンはサマワールド・マレーシアの69％権益(M$2.826億)、ポートディクソンの土地権益2件(M$9702万/M$2000万)、ホテル権益4件(M$6160万/M$5060万/M$4700万/M$790万)、企業権益1件(M$352万)の買収計画を中止したとＫＬＳＥに報告した。(STAR:12/14)